当サイトの中にも、先日のプレスリリースの概要にも、『もう一つの仕事場』とは、雇用不安定時代の「自立就業」をめざした(コンセプトとした)コミュニティです。と、表記していますが、この「自立就業」について、誤解がないように、我々が期待する意味について、少し説明させて頂きます。

多くの方は、自立就業を「独立起業」と同じ意味合いで捉えられるかもしれませんが、我々が当サイトの中で推奨しているのは「自立的な就業」の意味で、必ずしも、独立起業やフリーランス的な働き方に限っている訳ではありません。

例えば、組織の中で働く会社員でも、会社から与えられた業務だからと、上司から命ぜられるままに行動しているだけでは、いつまでも自立的な働き方は身に付かず、やはり自身の考え方や判断を重視した「自立的な働き方」を常に実践していくべきだと言う意味で我々は「自立就業」の文言
を使用しています。


★辞書(大辞林)で、自立と他律を引いてみると、

「自立」他の助けや支配なしに一人で物事を行うこと。ひとりだち。独立。

「他律」自分の意志からでなく,他人の意志・命令などによって行動すること。


個人事業者や会社員など立場はいろいろでも、誰しも、「仕事をする=業務に就く」
からには、基本的には他律ではなく、自立的な働き方をめざすべきではないでしょうか?

会社員であっても、自分の仕事に関しては自己判断を基本に、その上で会社の方針を
反映させるようにするべきで、自身の基本姿勢なくして、上司や会社の言いなりになる
ような仕事のやり方を続けていては、いつなん時、メンバーチェンジさせられてしまうかも
知れません。

つまり、自分の仕事に誇りや責任をもつ為にも、自分で考え、判断しながら仕事を
進める態度が「自立的就業」或いは、「自立就業」と私は考えたいと思っています。

組織の協調性を重んじる日本人は、往々にして、自己判断より組織(上司)の判断に
従うべきと考えがちですが、それだけでは、自分は本当はどんな仕事をしたいのか、
自分にはどんな仕事が合っているのか、なかなか見つけられないのでは?と思います。

「どう働くかは、どう生きるかだ!」だと考えれば、自身の考えや判断のないところでは、
良い仕事も豊かな生き方も見つけることは困難でしょう。

自立的就業は社会的「自立」にも繋がっていると私は考えています。
先日紹介した、高坂勝さんの「減速して生きる、ダウンシフターズ」の生き方も、
一時話題になったドキュメンタリー「里山資本主義」と言う働き方も、共に、
社会的自立をベースとした新しい「働き方(=生き方)」だと思われます。

少し横道に逸れますが、長期米国在住の経営戦略コンサツタント/アナリスト
の小林由美さんは、著書「超・格差社会アメリカの真実」(2009年 文春文庫)
の中で以下のように述べています。

戦後日本はアメリカの影響を強烈に受けてきた。それは今も変わらないし、
文化的・政治的に見て、アメリカの植民地化は、むしろ加速している。
(中略)
そしてアメリカにとって最大の問題であるはずのクイックマネー・メンタリティ、
貧富の格差拡大や社会階層の固定化、教育の質の低下や職業訓練化、
株価の上昇を最優先する経営すらも、まるで社会の活性化と変革の処方箋
であり、アメリカから武器を買って軍隊を作ることが、国家の発言力を強めて
ステータスを高める方法であるかのような論調さえ、最近の日本では見受け
られる。

アメリカで進行している貧富の格差拡大は、民主主義の国民が本当に望んだ
結果なのだろうか?民主主義と自由経済の必然的な成り行きなのだろうか?
それは社会の活性化や経済成長、そして生活水準の向上や、人々の幸せに
本当に役立っているのだろうか?(後略)


我々は何の為に仕事を選び、一所懸命に働くのでしょうか?

それは単に食べ物を含む、物質的な贅沢さの為ではないでしょう。
自分自身が、豊かで充足した生き方をする為だと思いませんか?

日本社会も我々個人も、ひたすら外国社会をモデルにしたり、上司の言うがままに
黙々と働くのではなく、やはり、自分本来の働き方や生き方を見つけることが何より
も大切なことではないでしょうか?

その為に、SO!では『もう一つの仕事場』を通して、「30代からのハローライフ」を、又
「自立的就業」について、一緒に考えてみたいと思っています。


備えあれば憂いなし!

不慮の病気や事故には「損害保険」に加入している会社員も多い。
自身や家族にとって大切な「仕事や生き方」の保険として、『もう一つの仕事場』を
考えて頂ければと思っていますが、それについては、次回また書きたいと思います。

 

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